AB=CD

「いつまで経っても勝てない。」

こんなに時間を使って勉強しているのに。」

「暇さえあれば、チャートを眺めているのに、上か下か、この先どちらに価格が動くのか、まったく予想できない。」

そのようなお悩みをお持ちではありませんか。

さて、難解な理論や手法をマスターすれば、果たしてトレードで勝てるのでしょうか。

私はそうは思いません。

「Simple is Best」

美しい響き、美しい言葉。

この言葉は、万国共通です。

そして、トレードの世界でもこの言葉は当てはまります。

相場は恐怖と欲望に支配された大衆心理が動かしています。

か、か。

絶望か、果たして天国か。

ただ、それだけの結果をもたらす世界で、チャートを難解に捉えることに、果たして意味があるでしょうか。

FXトレードを行う上で、最も効果的な方法は、シンプルな手法を限りなくうまく使いこなす技術です。

さて、今回は、チャートに多く出現する、非常にシンプルで有用なパターン

「AB=CDパターン」

についてご紹介させていただきます。

それでは、よろしくお願いします。

初期に完成されたAB=CDパターン

AB=CDパターンと聞いて、聞き慣れないという方も多いと思います。

それもそのはず。

実際、チャート上には、極当たり前のように、そして非常に多く出現するパターンなのですが、この呼び方で教えてくれる教科書は少ないからです。

AB=CDこの図は、1935年にガートレーH.M.氏が出版した著書の中で紹介されている、AB=CDパターンと近いものです。

アップトレンドについて説明する際に、ごく普通に使われていそうな、教科書的な図です。

それもそのはず、AB=CDパターンは、私たちが普段目にするチャートの中で、当たり前に存在するトレンドの一部であり、波の一部なのです。

ただし、それをある程度数値化して定義付け、そのパターンができあがるまでの大衆心理を読み解くことにより、その後の逆張りの成功率が高まります。

AB=CDパターンの形成過程から読み解く大衆心理

EURUSDH1AB=CDpattern

ユーロドルの1時間足。

AB=CDパターンの実例です。

AB=CDパターンとは、その名のとおり、ABとCDがほぼ同じ長さ、同じ期間で構成され、相場は、CDをつけた後に大きく逆方向へ動き出します。

それでは、今からAB=CDパターンの形成過程から読み取れる大衆の心理についてお話させていただきます。

退屈なところですが、チャートを読む時に大衆心理について考える癖がつくと、チャートリーディングの質が向上します。

例えば、市場に何らかの好材料が出て、大口の機関投資家によってユーロが買われ、価格が上昇するとします。

すると、今度は、投機家達の追随買いで価格はさらに上昇、ABの波がどんどん伸びていきます。

そうなってくるともう大変、私のような若輩者の個人投資家達は、「ユーロドルが上がっている。」「乗り遅れたら大変だ。」「よし、買いでエントリー。」という浅はかな行動を起こします。

しかし、残念なことに、大抵このような局面では、儲けた大口達の利食い売りがはじまり、価格は伸び悩みます。

そんな時、私のような若輩トレーダー達は、「上がると思って買ったのに、全然上がらなくなったな、どうしよう。」「やめようかな、でも、待ってたら上がるかもしれないし。」と不安に駆られ、うろたえています。

すると、今度は、投機家達もかなりの利益を上げたので、価格が下落する前に手仕舞いします。

※買いポジションを「利食い」「手仕舞い」するということの意味は、要するに、「買った物の価格が上がったから、それを売って利益を得る」ということです。念のため。

そうなると、もちろん、価格は下落していきますね。

この時点でABの波が完成します。

すると、その時、高値を掴んでいた私(若輩者)の気持ちとしては、「うわー、上がってたから買ったのに、下がっちゃったじゃん。」「どうしよう、みるみる損が膨らんでいくよ。」と恐怖心に支配されて、もうどうしたらいいかわかりません。笑

そして、高値掴みしていたトレーダーの投げ売り(損切り)により、さらに下落が加速してきます。

※買いポジションの損切りをするということは、つまり、「買った物の値段が下がったから、これ以上損をださないために、仕方なく売る」という意味です。念のため。

しかし、大局を見れば、(好材料によるものであるかどうかは別にして)市場は買い目線であることに変わりはありません。

よって、ある程度下落すると、次第に買いポジションが集まってきます。

反転の目安として、例えば、直前の大きなトレンド(親波)の押し目や戻り高値に引かれた水平線かもしれませんし、別のネックライン、200日移動平均線かもしれない、または、ABの波に対するリトレイスメント比率かもしれません。

ここでは、フィボナッチ比率に基づいたリトレイスメントを根拠として解説します。

EURUSDH1AB=CDFIBO

同じチャートですが、ABの波にフィボナッチを当ててみました。

すると、おおよそ61.8%の比率で反応(C点)し、上昇に転じていることがわかります。

そうして相場が上昇に転じはじめると、BCの波が完成します。

もう一度言いますが、この時、大局は買い目線です。

だから、Aの付近で買い損なった機関投資家や投機家達がCを絶好の押し目と捉え、買いポジションをとりはじめます。

すると再び価格は上昇をはじめます。

言うまでもないことですが、私のようなショボいトレーダーは、ある程度価格が上昇してから、「今度こそ買いだー。」「エイヤー。」と軽はずみにエントリーします。笑

しかし、相場というのは、ある程度目安となるところで、必ず足踏みをします。

上の図で言えば、BCの波の戻り高値とBの頂点です。(フィボナッチ比率で言うと23.6%0%のところですね。)

どうしてそうなるかと言うと、例えば、ABの波の高値を買ったが、BCの下落になんとか耐えたトレーダーが、再び価格上昇してBの付近まで上がり、収支トントンになったところで逃げるケース。

または、Bの付近で利益が出ていたけど、もっと上がるだろうと楽観していたら価格がCまで下がってしまい、再びB付近まで上昇した時点で、今度こそ利益確定するケース。

もちろん、Cの時点で買いポジションを持ち、単純に目標を直近高値のBに置いていた投資家・投機家の存在もあるでしょう。

このような時、私のようなショボショボトレーダーは気が気ではありません。

だって、Cの時点で大きな陽線つけて上昇したからその後買ったにも関わらず、買った直後にレンジになって価格が上に行ったり、下に行ったり、収支はプラスになったり、マイナスになったり、と。

こんな時は、「誰かが私のポジションを監視して、意地悪でもしてるんじゃないか。」とか考えてしまいます。笑

しかし、いずれにしても、こうした売りが一段落してくれば、底値を堅いとみた投資家達により、新たな買いが入るようになります。

すると、もんでいた期間、ここを絶好の売り場と見ていたトレーダー達の損切りを巻き込んで、価格は、一気にBの高値を上抜き、Dの高値を目指すのです。

AB=CDパターンの形や特徴

AB=CDパターンの形については、これまでの説明でもうおわかりだと思いますが、ABの波BCの波CDの波の主要な3本の波で構成されています。

FIBO-AB=CD

C点は、ABの波38.2%、50%、61.8%、78.6%リトレイスメント比率のいずれかになることが多いようです。

ABの波にフィボナッチを当てて計測してみましょう。

具体的にどのリトレイスメント比率になるかについては、その時の相場状況によりけりなので、一概には言えませんが、勢いの強いトレンドの最中では、38.2%のリトレイスメントになることが多いようです。

さらにCDの波ですが、ABの波の長さとほぼ同じ対称型を作る確率は、およそ40%だそうです。

しかし、このパターンは、株式の相場をもとに開発されているので、(どのパターンもたいていそうですが)FXの相場で40%かというと、少し疑問が残ります。

つまり、残りの60%は、変形パターンということになります

具体的には、CDの波がADの波の127.2%、161.8%、200%以上のエクステンションになるケース若しくは、ABの傾きに比べてCDの傾きが違うケース(多くの場合は、傾斜がきつい場合)です。

このような場合は、大抵、相場に勢いがある時なので、例えばBCの波がABの波の38.2%の浅いリトレイスメントをとるときなどに注意を払うべきです。

その他の判断材料としては、例えば、ギャップの出現や大陽線、大陰線の出現等を見極める等が挙げられます。

どの道、このパターンの仕掛けは、CDの波が完成してから逆張りをとるので、CDの波の完成は、より慎重に見守る必要があります。

典型的なAB=CDパターンと変形パターン

典型的なパターン

AB=CDパターンは、ABのリトレイスメント50%~78.6%でBCが形成され、さらに、CDの長さとABの長さが同じくらいなのが典型例で理想的です。

また、時間と価格の両面でABとCDが一致するとなお良いでしょう。

例えば、ABを構成するローソク足の数が10本なら、CDを構成するローソク足の数も9本から10本くらいが目安となるでしょう。

さらに言えば、ABとCDの傾斜も同じくらいの角度で推移してくると、典型的なパターンで決まりですね。

あとは仕掛けを待つだけです。

このようなケースでは、典型的なAB=CDパターンと認識でき、トレードも非常に楽ですし、成功する確率も高くなります。

変形パターンの認識

やっかいなのは、変形パターンが出たときです。

変形パターンというのは、前述のとおり、特に勢いのある相場環境の時、CDの波が延長してABのエクステンション127.2%~200%以上になるケースです。

また、先ほども述べましたとおり、ABとCDの傾斜が違う時です。

それでは、変形パターンを見極めるには、一体どうしたらよいのでしょうか。

EURUSDH1 127.2

これは、CDがABの127.2%エクステンションになったときの様子です。

ABに対するBCのリトレイスメントは61.8%でしたが、典型例とはならず、CDが延長し、127.2%のエクステンションとなりました。

延長の具合は、まず、ABにBを始点にして逆さにあてたフィボナッチをCへ移動させることで計測しています。

CDの傾きですが、ABの急激な下落に比べて、若干緩やかになっています。

下落の勢いは強いが、「そろそろ下げ止まるだろう。」という相場の期待感がこのような状態を生んだのでしょうか。

読み方は人それぞれですので、個人的な見解は控えさせていただきますが、このようにABとCDの傾斜やローソク足の数が違うときには注意を払う必要があります。

EURUSDH1161.8

161.8%までエクステンションした例です。

ABに対するBCのリトレイスメントは、50%の半値戻しでした。

EURUSDH1261.8

これは、かなり極端な例ですが。笑

「トレンドの初期にフィボナッチをあてただけ」と捉えていただいても構いませんが、ここでは、あえてAB=CDパターンと言わせていただきます。

D’’で261.8%の水準まで上昇後、もう一度天井を試してから下落しています。

しかし、それまでの間にD(161.8%)とD'(200%)と2度の天井があり、この辺りで仕掛けると損を出す可能性もありそうです。

これについては、教科書に載っていない私なりの考え方があるので、後述させていただきます。

AB=CDパターンのトレード方法

やっと本題というところですね。

 

 

EURUSDH1TRADE

ユーロドルの1時間足です。

変形パターンですが、前述のとおり、いつもきれいなAB=CDパターンを作るとは限りません。

よって、このような変形パターンのトレードに慣れておく必要があります。

さて、CDは、ABの127.2エクステンションをつけました。

ABの形成期間に比べて、CDが長くなるようなときは、「きれいな形にならないだろう。」ということを考えおけば、失敗しないですむでしょう。

もう一つ、失敗を少なくするコツは、図の黒い線で示した通り、トレンドに切り上げライン(切り下げライン)を引いて待つということです。

頂点からエントリーを仕掛けて大きな利幅を狙おうとするのではなく、必ず黒いラインを一本引いて獲物が引っかかるのを辛抱強く待ちましょう。
この黒いラインが命綱となる可能性は非常に高いです。

また、もう一つエントリーの根拠を与えるとすれば、頂点につけた長いヒゲですね。
勢いに乗って大きく上がろうとしたところ、売りの勢力がこれを征服したことを意味しますから、これ以上買いの勢力が台頭することはないだろうと判断できます。

さて、黒いラインを下抜けしたら、少し時間軸を小さくしてみましょう。

15分足がちょうどいいと思います。

1時間足では確認できませんが、このような時、大抵小さな時間軸では、ライン抜けからリテストを確認できることが多いです。

そのリテストから反発して下落した時に、前の安値を抜けた辺りからエントリーを仕掛けましょう。

損切りは、Dの頂点の少し上に設定します。

まず、目標は、ADスイングの61.8%のラインです。

少し利幅は小さくなりますが、確実に利益を取りたい時は、このラインの少し上に指値をしておけばいいと思います。

ここで利益を確定してもいいですし、トレイリングをしてもいいと思います。

一度利益を確定したら、必ず戻しをつけるのを待ってから再エントリーしてくださいね。

次の目標は、ADスイングの78.6%です。

AB=CDパターンを根拠くトレードするならば、とりあえずここが最終目標になります。

それ以上の利幅を狙う時は、頭を切り換えて、別の根拠が必要になりますから注意してください。

図では、127.2%まで下落しているのでもったいない気がしますけど、そんなもの結果論でしかありませんので。

その証拠に、100%をつけた辺りから、かなり下落に迷いが生じているのが見て取れます。

くれぐれも、冷静にトレードすることが勝利のコツです。

頑張っていきましょう。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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