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ライントレードの基本

ライントレードとは

チャートを眺めていると、何度も同じところで価格が反応している時がありますよね。

おそらくその場所は、世界中のトレーダーが注目している価格帯であって、激しい売り買いの攻防や駆け引きが行われている場所に間違いありません。

ライントレードというのは、そのようなチャート上で何度も価格が反発するサポートラインレジスタンスラインを引いて、相場状況を視覚的にわかりやすくしたり、トレードの根拠としたりすることを言います。

世の中には、「ライントレードなんて百害あって一利なし」なんて言う人もいますけど、私はそんなことはないと思います。

賛否両論あるのは、承知の上ですが、要は使い方の問題。

もちろん、ラインのみを信頼してトレード勝ち続けることは、一部の天才的なトレーダーを除いては現実的ではありません。

しかし、チャートリーディングの一環として、当然のようにラインを引いていくことで、現在の相場状況、チャートパターン、トレンドの転換点や次回の反発ポイントまで予想することが可能になります。

そして、これらの反発ポイントを見極めることが、他のテクニカルと同様、エントリーや決済の判断ポイントとなります。

line-trade-EURUSDWeekly

ユーロドルの週足です。

私は、大体このようにラインを引いています。

赤いラインは、ウォルフターゲットですが、トレードしたわけではなく、見つけてなんとなく嬉しかったので引いただけです。(笑)

すいません。

色分けですが、私の場合

  • 週足レベルは、水色
  • 日足レベルは、ピンク
  • 4時間足レベルは、黄土色

にしています。

引き方は、とても単純で、

  • 直近のトレンドの高安と押し戻りに水平レイを引く(週足、日足、4時間を見ながら)
  • トレンドラインを引く
  • チャネルラインを引く
  • 現価格帯付近でチャートパターンができそうであれば、ラインを引いて視覚的に明らかにしておく

だけです。

ちなみに、直近のトレンドラインといいましたが、ラインを引く場合は、「まだ、高安を抜かれていない親波」と定義します。

MT4では、小さな時間足に引いたラインは、週足レベルではまともに表示されませんので、改めて図で示すと、

EURUSDH4-line-trade

このような感じになります。

正確には、直近のダウントレンドは、直近の戻り高値を抜いていないので、ダウントレンドは継続中

親波とは言いがたいのですが、今後のガイドライン的に黄土色で引いています。

ちょうど真ん中の辺りですが、週足で引いた水色のラインレジスタンスライン(抵抗線)となって機能し、レンジ相場を作っていますね。

相場は、その後、レンジを上抜けますが、勢い足りずに下落しています。

週足も日足も4時間足もダウントレンドですから、価格は、これから下落に向かうと思いますが、その前に、もう一波の第3波がトレンドラインを試す可能性はあります。

と、まあ、話がそれましたが、このような感じで相場の状況を認識していきます。

ラインの引き方は人それぞれですので、私のやり方が正しいとは言い切れないのですが、一応、自分なりに勉強しましたし、実際に機能していますので、いままでラインを引いたことのない方にとっては参考になるのではないかと思います。

もちろん、ラインのみを根拠にエントリーするのではなく、あくまで、「最低限、これくらいは引いておこう。」というものです。

今回から、ライントレードの超基本をはじめに、実戦で役に立つライントレードの極意までご紹介していきます。

それではよろしくお願いします。

サポートラインとネックライン

さて、今回は、ライントレードの超基本ということで、まずは、サポートラインとレジスタンスラインから説明していきます。

サポートラインというのは、その名の通り、価格が下がろうとするのをサポートしているラインのことです。

具体的には、「安値と安値を結んだライン」と覚えてください。

レジスタンスラインは、サポートの反対で、価格が上がろうとしているのに対し、抵抗しているラインのことで「高値と高値を結んだライン」のことを言います。

図で示すとこのようなりますね。EURUSDH4 support-line

先ほどと同じユーロドルの4時間です。

直近のアップトレンドの始点、3波の始点、最高値にラインを引きました。

現段階では、ダウントレンドの波は、トレンドの始点を下抜けているので、もはや親波ではないのですが、安値を抜かれるまでは、立派な親として機能していました。

それでは、アップトレンドの第3波に引いた紫色のレイに注目してください。

頂点を付けて後に下がってきた価格が、何度もそのラインで反発し、サポートラインとして機能していることがわかります。

このように、重要なラインを突破したい勢力と守りたい勢力の攻防がこのライン上で行われ、次第にレンジ相場を形成します。

そして、その攻防の期間が長い=レンジ相場が長いほど、レンジ内に蓄積されているポジション数が増加していきますので、ラインを突破した時には、反対勢力の損切りを巻き込んで価格は急激に動きます。

ロールリバーサルとは

ロールリバーサルとは、役割転換という意味です。

どういうことなのかというと、先ほどの図、第3波の始点に引いた紫色のレイに再び注目してください。

価格が何度もラインでサポートされた後、下抜けします。

その後、アップトレンドの始点に引いたレイがサポートして、価格は反発し、再び上昇を試みますが、先ほどのサポートラインに阻まれてしまいました。

このように、それまでサポートラインとして機能していたラインが、レジスタンスラインとして機能することを「ロールリバーサル」と言います。

言い方を覚えたからと言って、どうというわけではないのですが、ラインとは、こういう性質のものと理解してください。

そして、ラインを突破したからといって、安易にそのラインを消さないようにしたほうが、無難ということですね。

トレンドライン

トレンドラインとは、トレンドに対して引く斜め線のことです。

アップトレンドにおいては、安値と安値を結んだ線。

ダウントレンドにおいては、高値と高値を結んだ線のことを言います。

では、トレンドラインはどのように引くのが正しいのでしょうか。

USDJPYDaily-three-lines

 

ドル円の4時間足です。

私は、あまり、こういう引き方はしないのですが、基本の引き方なので覚えておいて損はないでしょう。

健全な推進波のトレンドであれば、通常5段階の波が発生します。

そして、トレンドの起点から、それぞれの上昇波の起点に向けて3本のラインを引いています。

さて、どうでしょう。

どのラインも「それなり」に機能しているといえます。

例えば、価格が最初にラインを下抜けした後、今度はそのラインがレジスタンスとして機能し、やがて、トレンドの勢いが失われていく様が視覚的によくわかります。

5個の波が完成するまでの間であれば、下抜け後の押し目買い、その後のレジスタンスラインでの利益確定で成功する可能性はあるように見えます。

ただ、それも、後付の話。

現実的な問題は、下抜け後、次の波が出る保証はどこにもないし、価格がどこまで下がるか、目安がないことです。

そのような場合は、エリオット理論ダウ理論フィボナッチ移動平均線チャートパターンダイバージェンス等も駆使してチャートを読み解いていかなければなりません。

を参照してください。

例えば、図を見ると、5波が完成して頂点をつけた後、価格が上を試すが、何度も押し返されて徐々に勢いがなくなり、やがて三角保ち合いを形成。

その途上で、ストキャスが価格と逆行しダイバージェンスを形成。

そして、売り圧力が勝って三角保ち合いを下抜け。

であれば、下抜け後のリテストを拾うとか、そんな感じです。

要するに、

ラインを引くのは当たり前だけど、ラインだけを根拠にトレードするのはかなり危険

ということです。

とは言え、ラインの引き方も知らないようではお話にならないのも事実ですよね。

どんどん行きましょう。

USDJPYDaily-three-lines2

次は、起点を変えて3本のラインを引いてみました。

トレンドが継続するにつれ、起点を変えてトレンドラインを引くことが可能になります。

アップトレンドであれば、ダウントレンドに比べ緩やかに始まることが多いので、1本目のラインは比較的穏やかな傾斜で、徐々に角度が急になってくるケースが多いです。

図の場合は、急激な上昇から始まって、徐々に勢いが落ちていますね。

先ほどの起点が同じ3本のラインより、相場の勢いが視覚的にわかりやすいと思います。

頂点の三角保ち合いも認識しやすいですよね。

もちろん、起点はどうあれ、引けるトレンドラインは3本とは限りません。

大切なのは、トレンドラインは、いつか必ずブレイクされ、レンジなり次のトレンドへ移行するということ。

ブレイクした後のトレンドをよく観察し、ブレイクしたからと言って即乗りしないように気をつけましょう。

終わりに

さて、今回は、ライン引きの超基本についてご説明させていただきました。

ちょっと長くなったので、今回はこの辺りで失礼します。

次回は、より実戦的なライン引きについてご紹介したいと思います。