FXの魅力
少し前に、テレビや雑誌の取材等で「億超カリスマトレーダー」なんてフレーズを聞いたことがないでしょうか。
彼らは、個人投資家であり、専業トレーダーとして成功した人達です。
その中には、サラリーマンや主婦等で、自分の仕事や家庭を持ちながら兼業トレーダーとして活躍している人も含まれるでしょう。
もちろん、誰しもが大成功できるわけではなく、FXで成功を収めるには、かなりの努力が必要だと思います。
FXは、参加者の9割が強者に食われ退場を余儀なくされるサバイバルなのです。
しかし、FXには、人を虜にしてしまう魔法が存在していることも確かです。
例えば、レバレッジ取引という、資金の最大25倍(海外FX業者だと1000倍以上も)で取引を行い、少ない資金をフル活用し、たくさんの利益を得ることも可能です。
また、為替レートが上がった時は、ロング(買い)でエントリーし、下がった時は、ショート(売り)でエントリーできるので、収益チャンスの多い金融商品と言えます。
そのようなわけで、FXの世界には、成功を夢見て、日々、多くのビギナーが参加している大変人気の高い金融商品であり、すさまじいポテンシャルが秘められています。
少ない資金で始められる
FXは、少額から取引可能な金融商品です。
中には、数百円から数千円ほどの少額から取引が可能な業者も存在します。
FXはレバレッジをかけて取引を行うことができます。
レバレッジとは、テコの原理をイメージするとおわかりいただけるかと思いますが、少ない資金でその何倍もの運用が可能ということです。
前述のとおり、レバレッジは、海外業者で1000倍以上も可能になっています。
FXは危険なのか?
FXは、レバレッジをかけて取引できる金融商品です。
これからFXをはじめる方は、「レバレッジをかけると、損をしたときも同じ勢いでお金がなくなるんでしょう?」といった疑問も浮かぶとおもいますが、まったくその通りです。
ただ、世間一般でいわれているこの悪いイメージが、初心者の方をFX投資から遠ざけている原因といえますが、FXはやりかたをきちんと学べば決して危険なものではありません。
エントリーと同時に損失を限定させるためのラインを決めておくこと(損切りと言います)でその損失を押さえられますし、FX業者は、ロスカットといって、預けた証拠金がなくなると自動的に決済をかけますから、一気にすさまじい借金を背負うなんてことはないのです。
※もちろん、熱くなりすぎて無謀な取引を行うと、アッっという間にお金が消えてなくなります。
また、海外業者は、追証なしのゼロカットシステムを採用していますので、例え、口座残高がマイナスになっても、そのマイナス分を業者が負担してくれるのです。
平日24時間取引可能
FXは、平日であれば、24時間取引が可能です。
株式投資では、平日は、15時までですから、日中忙しいビジネスマンにとっては、やりたくてもできないなんてこともあります。
その点、FXは敷居が低いといえるでしょうか。
FXは、為替差益で儲ける!
為替差益とは?
FXは、異なる2つの通貨を交換する金融商品です。
わかりやすく、日本人が好きな通貨ペア「米ドル・円(usd/jpy)」を取引する前提でお話します。
例えば、あなたがニューヨークへ旅行に行くとして、旅行前に円をドルに両替して、旅行後にドルを円に戻しますよね。
このような通貨の交換を、そもそも、「外国為替取引」というのです。
そして、為替の値動きは、常に変動しています。
例えば、Aさんが、1ドルの価値が日本円で100円であった時に、1ドル買ったとします。
しばらく待つと、1ドルの価値が日本円で110円に上がったので、1ドル売りました。
Aさんは、10円儲けたということができますね。
また、FXには、「空売り」というものがあります。
先ほど少し触れましたが、FXには、狙った通貨の価値が上がったときに買いを仕込むロングエントリーと、逆に通貨の価値が下がったときに売りを仕込むショートエントリーがあります。
ロングは、「買ってから売る」ですが、ショートは「売ってから買い戻す」という意味です。
「元手がないのにどうやって売るんだ?」という疑問は、当然出てくるはずですが、「FX業者からドル(もしくは別の通貨)を借りる)と考えればわかりわすいかと思います。
元手はないけど、いったん業者から借りて売る→価格が下がったら買い戻すということになりますね。
このように、FXでは、2通りの取引方法が存在し、この2つの取引方法を巧みに使い分けることでより効果的に収益チャンスを広げることができるのです。
FXは、1分1秒刻々と変化する市場を相手に、利益を勝ち取っていく投資ゲームなのです。
2種類の投資方法
裁量取引と自動取引についてご存じでしょうか。
裁量取引とは、トレーダーが、過去の値動きを見て、将来の値動きを予測し、戦略を練った上で自ら取引をするもの。
対して、自動取引とは、システムにトレードを任せて、トレーダーは、簡単な設定を行うという特徴があります。
最近では、多くのFX業者が独自の自動売買システムを展開しています。
有名なものでは、
- インヴァスト証券の「シストレ」
- 外為オンラインの「iサイクル注文」
なんかがあります。
自動売買は、あらかじめ定めたルールを自動的に実行してくれますので、感情に左右されない機械的なトレードができると言われます。
ただし、刻々と変化する市場の中で、簡単な設定だけしてあとはお任せ、と相場はそう甘い物じゃありません。
では、市場の変化に合わせてシステムをきちんと組めればいいのでしょうが、初心者のうちから自動売買に頼っていては、トレードスキルは上達しないし、適切な設定なんてできません。
そのようなわけで、最初は裁量取引の勉強をすべきと思います。
しかし、普段なかなか時間のない兼業トレーダーにとって、自動売買は頼もしい味方になる可能性を秘めていますから、あまり否定的な見方ばかりをするのでなく、上手に利用していければいいのではないでしょうか。
トレードスタイルは人それぞれ
長期トレンドに乗る
アベノミクスの影響でドル円相場は大きく動きました。
2012年12月ころ、1ドルあたり約80円で取引されていたドル円相場でしたが、このアベノミクスの影響により約2年半後には、127円台まで上昇したのです。
その差は、なんと、47円!!!
この波に乗り、多くの投資家が利益を得たことでしょう。
同政策始めに1万通貨買っていたら、47円×1万ドル=47万円の利益でした。
このように、長期トレンドに乗って稼ぐ投資法をスイングトレードといいます。
スイングには、別のおいしい利益「スワップポイント」を狙えるという利点もあり、普段の仕事が忙しい兼業トレーダーに人気の投資スタイルです。
短期トレンドに乗る
一方で、FX相場は、たった一日で激しく上昇、下降する可能性も秘めています。
2016年6月下旬にイギリスで実施されたEU離脱を問う国民投票の後、同月23日のドル円相場は、一気に6円の値下がりを見せました。
この時、ショート(売り)エントリーをかけていれば、たったの1万通貨の取引で6万円儲かったことになりますね。
このような一日単位で決済をかける投資スタイルをデイトレードと言います。
その名のとおりですね。
超短期決戦
投資スタイルには、先ほど述べた、スイング、デイトレード以外に、もっともっと短期の、例えば、数秒から数分でエントリーから決済をかける投資スタイルもあります。
これは、スキャルピングと言って「薄皮をはぐ」という意味があるそうです。
大切なのは、自分に合った取引スタイルを見つけることです。
オンライン取引はチャンスを逃さない!
一昔前の株式投資では、「○○商事の株を200!」なんて、でっかい携帯電話を抱えたイケイケの投資家がディスコで叫んでいたそうです。
しかし、インターネットが普及した現代では、オンライン取引が主流になっていますね。
そして、時代はさらに進化し、現代ではスマートフォンで取引する個人投資家も多いと思います。
色々なFX業者が独自に開発したスマフォアプリでの取引は、操作性も良く、土日祝日を除けば、いつでもどこでも、オンラインで取引可能です。
おわりに
FXの魅力について、初心者の方へ向け、少しでもFXの魅力と危険性について記事にしてみました。
少しでも参考としていただければ幸いです。